お知らせ

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南陵の森だより~花・実をさがしながら歩きます~(2021.10.8更新)

セミの声が聞こえなくなり、秋の虫たちの声が聞こえ
ます。「ビィービィービィー」とヤマガラが木の上で
鳴いています。

今日は朝のうちは富士山がはっきり見えていて、空に
はうろこ雲があって、秋になってきたなあと感じまし
た。それでも日中はまだまだ暑く、森も青々としてい
ます。
 

植物は花が咲いたり、実が赤や青く色づいたりすると
目立ちます。

花には一斉に咲いて、すぐに終わってしまう植物と、
次から次へと咲いて、長々とみられる植物があります。
芝生広場などで咲いているブタナ、アレチハナガサ、
ヒメジョオンなどの外来種は初夏から秋にかけて長く
花がみられます。


オトコエシやノブキは8~10月にかけて咲きますが、
今は花の状態のもの、果実になったものがみられます。



アキノタムラソウも花期は長く、7月から11月にかけて
みることができます。

ツルニンジンは、花が終わったもの、つぼみのもの、
開いたものを見ることができました。

セイタカアワダチソウの花も開きはじめ、黄色の花が
目立ちます。

イネ科の植物は、穂がないと種類がわからないものが
多いですが、ススキやアキノエノコログサなどが穂を
垂らしています。

「四季の花の森」にススキに似て、穂がたっている植物
がみられました。道路ののり面などでみられる外来種の
ヨシススキです。

他に秋の植物としてシロヨメナ、トネアザミ、ミズヒ
キ、キンミズヒキなどが見られました。



ウメモドキの赤い実や、やっと赤く色づいてきたノイ
バラ、青く熟したクサギの実も見られました。


昆虫は、アオスジアゲハ、ミドリヒョウモン(暗色型)、
ウラナミシジミ、クサギカメムシなどに出会いました。



南陵の森を歩いていると、同じ植物でも環境によって
花が咲いていたり、実がついていたりと変化がみられ
ます。花や実を探しながら季節を感じたり、植物の変化
をさがしてみませんか。