お知らせ

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南陵の森だより~秋を感じさせるものをさがしながら歩きます~(2021.9.24更新)

ツクツクボウシも鳴いていますが、他の虫の声も
聞こえるようになると秋を感じますね。ツクツク
ボウシの抜け殻も見つけました。

今はいたるところでススキが穂をたれています。
十五夜(中秋の名月)にはススキを飾るので、秋
を感じさせます。また、ススキは秋の七草の一種
です。秋の七草は、萩の花(ハギ)、尾花(スス
キ)、葛花(クズ)、撫子の花(ナデシコ)、女
郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、朝顔
の花(キキョウ)になります。南陵の森では、ス
スキ、クズ、マルバハギがみられます。


他にオミナエシに似たオトコエシが、フジバカマ
に似たヒヨドリバナが咲いています。

秋は実りの秋でもあるので、ドングリやクリ、赤
く色づいた実などを見ると、秋を感じるのではな
いでしょうか。

まだ緑色ですが、アラカシやアカガシのドングリ
が見られました。アラカシは春に花が咲き、秋に
実が熟しますが、アカガシは次の年の秋に実が熟
します。

クリもいたるところで、殻斗(いが)や実が落ち
ていました。


アケビも今まさに食べごろな感じで、果実が開い
て、白色の果肉と黒色の種子が見えていました。

ガマズミの実はつややかに赤く染まり、コブシの
果実は開いてオレンジ色の種子が見えています。

マメ科の花は独特でわかりやすく、葉はヤブツル
アズキ、ヤブマメ、ノササゲのように3枚である
ことが多いのですが、ナンテンハギは2枚で特徴
的です。



9月の初旬に歩いた時にはツルボが目立ちましたが、
花が咲き終わり始めていました。

今回目立ったのは、黄色の花を咲かせるカラスノ
ゴマです。

黄色といえばキンミズヒキの花も咲いています。

草地を歩くと、オンブバッタやショウリョウバッタ
がはねます。

ツマグロヒョウモンやホタルガにも会いました。

ジョロウグモが蜘蛛の巣をはっています。
 

少しずつ秋らしくなっていると感じさせるのはヤマ
ザクラの紅葉でしょうか。

季節は少しずつ動いています。南陵の森を歩いて、
秋を感じさせるものを探してみませんか。