お知らせ

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南陵の森だより~春にみられる色をさがします~(2021.4.27更新)

木や草たちの葉っぱが何色をしている?と
問われたら、緑色と答える人が多いかもしれ
ません。今、春に森や草原を散歩したら、
葉っぱの緑もいろいろな色をしていること
がわかりますよ~。
濃い緑から淡い緑まで、少し茶色や赤紫色
っぽい色だってみられます。


今度は花の色を見ていきましょう。木に
つるがからまって、フジの花が咲いていま
す。薄青紫色ですが、「藤色」の名ですぐ
色の想像ができるほど、私たちにとって
身近な植物です。

春はいろいろな花が咲きます。草原や地面
に近い所では、ウマノアシガタ、ニガナ、
オオジシバリなどの黄色い花が咲いています。




そのまわりをヒメウラナミジャノメ、
コジャノメ、ダイミョウセセリが、私たち
の姿もみてと、時々とまったり、目の前を
ひらひらと舞います。チョウもいろいろな
模様や色があって美しいですね。




目線のあたりでは、カマツカ、ミツバ
ウツギの白い花が咲いています。
ハコネウツギは紅色のものが多く咲いて
いますが、白色のもの、白色から紅色に
変化するものが咲いています。






見上げるとミズキ、ウワミズザクラ、ホオ
ノキの白い花が咲いています。花には多くの
昆虫が訪れますが、ミズキにはコアオハナム
グリがたくさんきていました。
ホオノキは大きな花をつけ、よい香りがします。



春にみられる淡い緑色の葉っぱは、これから
濃い緑色へと変化していくでしょう。
そして、春にはいろいろな花が咲きます。
花に葉っぱにいろいろな色を探しに歩いて
みませんか?