町の中ではサクラ(ソメイヨシノ)の花が満開ですが、
南陵の森では花が少し小さいマメザクラ(フジザクラ)
が満開です。
花の中から「チィーチィー」と鳴き声が聞こえてきます。
ふと見上げると、マメザクラの花の蜜をメジロがさかんに
吸っていました。
道端では、タチツボスミレが満開で、それにまざって、
ツクシ(スギナ)がにょきにょき出ています。
そのまわりをテングチョウやヤマトシジミ、ムラサキシジミ
などの小さなチョウが花の周りを飛んでいます。
皆さんの家の近くでも見られるチョウですが、じっくり見てみると
とてもきれいな羽の色をしていますね。
コナラやクヌギの木は、まだほとんど葉っぱが出ていなくて、
林の中が明るいので、スルガテンナンショウの花が咲いていました。
見た目がとてもユニークな花です。
目の高さに視線をかえると、アブラチャン、キブシ、
ヤマブキ、アオキの木の花が咲いています。
小さな花ですが、よーく見るとかわいらしい形をしています。
今年の春は早そうです。新緑が芽吹く前に、明るい林の中の
散歩道をいろいろな花を探しながら歩いてみませんか?