お知らせ

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南陵の森だより~小さな春+小さな春~(2021.2.16)

昨夜までの雨が山頂での雪となり、
くっきりとした富士山が、出迎えてくれました。



反対側を見ると、遠くに駿河湾が春の日差しに輝いています。

すっかり春の気配に包まれ始めた南陵の森。
歩き始めると、梅の花に誘われました。



その足元を見ると、
スイセンが小さなラッパのように
春の訪れを奏でています。



さらにその足元。
オオイヌノフグリの青い小さな花が、
手招きしているみたい。



小さな春があちらこちらに噴き出して、
それが加わって、加わって、
大きな春に育っています。

枯草色の殺風景だった野原にも
次第に色がつき始めました。

おなじみクローバーの葉もお目見えです。

途中、このようなピンク色のテープが森のところどころで
見つかります。
これはなんのマーキングでしょうか?



実はこのテープ、秋に紫色の花を咲かせるつる植物の
“クズ”にまかれているんです。

森を育てていくためには、木にしがみついて伸びる繁殖力
旺盛なクズは天敵。



そこで、この季節、地元の造園会社さんのご協力のもと
クズを退治する処置をしている、その目印でした。

一方こちらのあざやかなピンクは河津桜。
青空をバックに気持ちよさそうに咲いていました。

森の中、二体の野仏に出会いました。

頭の上にぴょこりと馬の形を戴いているので
馬頭観音。
かつてここを人や馬が往来していた証拠です。

穏やかな微笑みは、
春の訪れを喜んでいるようですね。