お知らせ

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南陵の森だより~冬の色を探しながら歩きます~(2022.1.20更新)

冬は寒いですが、風もなく穏やかな日の日中は暖か
く感じることもあります。

今日はそんな日でした。それでも霜柱や霜が降って
白いところもあり、日の光を浴びてきらきらとして
います。

鳥の鳴き声も聞こえて、木の頂上にはホオジロが、
枝の間をぬうように、カワラヒワやマヒワが飛んで
います。


今日は冬の色探しをしながら歩いていきます。

草原と森では少し色が違うようです。草原は黄土色、
落葉樹の森は、もう少し茶色、灰色がかっているで
しょうか。

自然の色は、なかなか色鉛筆の色のようにこれとは
いえない感じがします。草原は黄土色といっても、
その中を歩いてみれば、地面にぴったりとくっつい
た緑色のロゼットや、赤っぽくなったセイタカアワ
ダチソウなど、いろいろな色を見つけることもでき
ます。

落葉樹の森の方は、地面に広がる枯れ葉や幹、枝の
色が冬の色をあらわしているように見えます。


木の幹を見てみると、種類によって異なっているこ
とがわかります。

カラスザンショウは、縦筋と楕円形の突起がついて
います。

コナラは、縦の裂け目に白っぽい樹皮が帯状に残っ
ています。

クヌギは、厚い樹皮が網目模様になっています。

ケヤキは、小さな丸いぽちぽち(皮目)があって、
少しうろこ状にはがれているところもあります。

アカガシの太い木の樹皮は、ぺらぺらとめくれてい
ます。

ヒノキの樹皮は茶色で、縦に細く裂けて少しめくれ
ています。樹皮を見ているだけでもおもしろいです
ね。

落葉樹の森は、冬の間、光が差し込んで、色合いも
やわらかく感じます。いろいろな冬の色をさがしに
歩いてみませんか。