お知らせ

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南陵の森だより~色とりどりのコナラの森~(2020.12.15)

12月に入り温かい冬が続いていましたが、
この数日でグッと寒さが深まりました。

南陵の森も秋から冬へ移り変わっています。
森のにぎやかな住人だった虫たちも、静かに命を終えようとしています。

夏の間、勢い良く繁茂していたススキや下草たちも
すっかり冬色へ変わり、いつもと違った景色を見せてくれます。

南陵の森にあるコナラの木も、すっかり色が変わっています。
場所によって黄色や赤、まだ少し緑色など同じ樹木でも
その変化が異なります。

コナラだけではなく、様々な植物たちが色とりどりに変化しています。

そして、気づけば生きものたちは、次の世代へ命をつなぐ準備をすませています。


足元には、この夏、たくさんの太陽を浴びて役目を果たした
落ち葉がステキな絨毯となって散策路を覆っています。
静かな森に、聞こえるのは落ち葉の音と、小鳥たちの話し声。
時が止まったような不思議な感覚が五感を刺激します。



この冬は、足元から聞こえる「カサカサ、ガサガサ、パリパリ」
という心地良い落ち葉の音に耳を傾けながら、静かに晴れ渡る
初冬の森に出かけ、ゆっくりと歩く。

南陵の森は、そんな贅沢な時間を独り占めできるステキな森です。