9月19日(土)に令和2年度の最初の企業森づくり活動となる
「エコスタックの修理&設置作業」を実施しました!
今回は、富士宮通運(株)2名、ダイオーロジスティクス(株)2名、
エリエールペーパー(株)2名、(株)佐藤工機2名、三生医薬(株)1名、
東洋カプセル株式会社2名の合計11名の方がご参加くださいました。
今回は初めて参加される方も多く、一体どんな作業が待っているのか、
ドキドキのスタートでした。
一人ずつ自己紹介を行い、いざ南陵の森へ出発です!
目指す作業ポイントまでの道中はゴミ拾いをしながら歩きました。
すると、驚く様なゴミの山が!!?
残念ならがこのゴミは、野生動物やカラスが撒き散らしたものではなく、
明らかに人間が意図的に捨てたゴミです。
あっと言う間に、軽トラックの荷台が埋まる程の量が捨てられていました。
悲しいことに、南陵の森の周辺には外から持ち込まれたゴミが不法投棄
されていることがあります。
どうしたらこの問題を解決できるか、これから南陵工業団地や富士宮市と
一緒になって考えていきたいと思います。
さて、今日の作業は「エコスタック作り」です。
このエコスタックとは、森づくりで出てくる下草や、小枝を森の一角に
積み重ねて溜めることで、例えば昆虫の幼虫や、それらを食べる小さな
動物などが住処にします。
そして、自然に朽ちたエコスタックは、森の栄養となります。
4年前に設置した初代エコスタックは、記念すべき企業森づくり活動の
第1回目の作業で作りました。
それらに、ワクワク森づくり体験に参加している一般市民の森づくり
ボランティアの皆さんが刈り取った下草やシノダケを入れて来ました。
こうして長い時間が過ぎて、少しくたびれてしまっていた
初代エコスタックを修繕する作業を行いました。
先ずは周りの草に覆われて埋もれていたエコスタックの外柵を掘り起こし、
新たに板を追加して補強していきます。
そして、補強されたエコスタックに入り切れずに、周りに無造作に
積み重ねられていたシノダケを入れ直していきます。
ちょっと、根気のいる作業でしたが、皆さんのチームワークで
見事復活しました!
次に、新たな場所に新しいエコスタックを設置する作業です。
先ずは鬱蒼とした下草を刈り取る作業です。
びっくり、写真を撮る時間もないぐらい、あっと言う間に
刈り取り作業が終わりました!
どこが境界線なのか分からなくなっていた法面も、きれいに刈り取ります。
こんなに段差があったのか・・・というぐらいきれいになりました。
そして、基礎になる丸太の杭を打ち込んでいきます。
一見、簡単そうに見えますが土の中にある小石に阻まれ、なかなか思うように
深く打ち込めません。皆さん、一生懸命打ち込みます。
次に、草がエコスタックからはみ出ない様に、板を結び付けて枠を作ります。
地味な作業が続きますが、皆さん黙々とこなしていきます。
流石!モノづくりの企業の皆さんだけあって、今日は完成しないかな?
と思っていた第2号エコスタックが見事に完成しました!
思わず、喜びの記念撮影です。そして、試しの草入れまでしっかりやりました!
今回設置したエコスタックは、今後の森づくり活動で刈り取った下草や
取り払った枝やシノダケを入れて生きものの住処となります。
これまで、エコスタックに入りきれない草を運んでいた子どもたちも、
ようやくエコスタックに入れて片付けることができます。
やがて、何年も時間が過ぎて、このエコスタックの枠ごと朽ちて、
森の栄養となる日が来ると思います。
その頃には、この辺り一面、森の木々は背が高くなり、心地よい
木陰になっているかもしれません。
これからも、南陵工業団地進出企業と富士宮市民が一体となって、
この南陵の森を末永く見守って行って欲しいものです。
心地よい汗と、皆さんで協力した達成感と笑顔と共に、今年度の
最初の企業森づくり活動は無事に終わりました♪
皆さん、参加をありがとうございました。次回もご協力を宜しくお願いします!