晴れた日があったり、曇ったり、
時には雨が降り出して
三寒四温という言葉があるように
暖かさ寒さを繰り返し
春が育っています。
今日は雨予報が出ている曇り空。
どんな春に出会えるのか、
少しお天気を気にかけながら、春を探しに森歩きです。
早速出会えたのは、ヒメオドリコソウです。
踊り子が片足ですっと立つよう
あでやかな濃い紫いろの花を、おしゃれに持ち上げています。
ここは賑やか
オオイヌノフグリやノミノフスマや
ミドリハコベにヒメオドリコソウも集まって
春のおしゃべりをしているみたい。
ご存じタンポポも春のお目覚め。
花弁をまくると総苞片がひろがっていなかったので
どうやら在来のタンポポ。
まだ眠たげです。
殺風景だった冬の森を緑で彩っていた
オニシバリも幹に小さな花をつけてい
ました。
オニシバリだなんて、おどろおどろしい
名前をしていたものですから、こんな可憐な花とは想像外。
あっ、これはおいしそう
整理されて木々が打ち捨てられていたほだ場には、シイタケが。
この湿った春のお天気に、どうやらのびてきたようです。
今日一番うれしかったこと。
今年はじめてのスミレに出会えました。
早足だったらきっと見過ごしていたに、
ちがいありません。
足元に咲いた小さなスミレに
春の訪れを実感しました。
さて、これから桜のシーズンに向けて一気に
春が満ちていきます。
それを追いかけていくのが楽しみな、南陵の森です。